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「三尊礼」

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2021.02.11

三尊礼とは、「六時礼讃」のなかの「日中礼讃偈」の中のよく唱えられる部分です。「六時」とは、一日を六つ(日没、初夜、中夜、後夜、晨朝、日中)に分けて執り行う法要のこと、「礼讃偈」とは、お経に節を付けて唱えるものです。

当寺住職は年忌法要等の折には阿弥陀様と観音菩薩、勢至菩薩の三尊をほめたたえ礼拝する「三尊礼」を節を付けて唱えます。節が付くとその声に抑揚があり、強く心に響いて自然と仏さまに手を合わせたくなります。

2月9日は実家の母の十七回忌でした。
本来なら親戚が集まって十七回忌法要を勤めるのですがコロナ感染拡大による緊急事態宣言下の為それぞれに回向をとの連絡を頂き自坊正縁寺で住職と二人で勤めました。
私は三人姉妹で実家のお寺を姉が、妹と私はそれぞれに浄土宗のお寺へと嫁いでいます。三ヶ寺での追善回向が極楽浄土の母にはどの様に届いたのでしょうか。

正縁寺住職の節付き「三尊礼」

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