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お釈迦様の生涯

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2021.04.08

今日4月8日はお釈迦様が、ルンビーニの花園でお生まれになった日です。生まれてすぐに、7歩進んで右手で天を指し左手で地を指して「天上天下唯我独尊」と言われました。
お釈迦様は今から約2500年前インド北西部の釈迦族の皇太子としてお生まれになりましたが、その一週間後お母様がお亡くなりになりました。その為お母様の妹である叔母様に母親の代わりとして育てられました。太子は物事を判断深く考えられる性格に育たれました。青年期に結婚をされ男のお子様も生まれました。
しかし生、老、病、死の四つの苦しみが次々襲ってくる人生の根本的な苦しみを苦しみとしない素晴らしい世界を求めて悠々と生きていく道を求めていく修行者に非常な憧れを持たれた太子は、何とかして苦しみの世の中にありながら、苦しみを苦しみとしない世界をしっかり見つけて、それを世の人たちに教えて皆が幸せになってほしいと29歳の時に地位、名誉、財産、家族全てを捨てて修行者となり肉体を痛めつけることで精神が美しくなるととらえる当時のインドの苦行者と共に修行されました。
苦行6年後自分は考え違いをしていたと気づき、健全なる肉体にして初めて健全なる心が育つのではないかとの思いから修行僧の群れから離れ、一人ブッダガヤという地で菩提樹の木の下の岩に座り、「苦しみの人生の中にありながら、苦しみを苦しみとしない素晴らしい道を受け取るまで私は2度どこの場をたたない」という決意を持って静かに瞑想を続けられました。
日が段々と経ち12月8日の早朝、明けの明星が燦然と輝くのをご覧になってついに苦しみの中にありながら苦しみを苦しみとしない素晴らしい世界をつかまれました。この時太子はお悟りになったのです。
この後、太子を「お釈迦様」と呼ぶようになりました。  
悟りを開かれたお釈迦様は80歳で亡くなられるまで自分が悟られた現当ニ世に渡って幸せになる道をインドの人達に伝える旅を続けられました。
正縁寺の永代供養墓はお釈迦様が生まれてすぐにおっしゃった「天上天下唯我独尊」という言葉を正面に刻み、言葉が意味するこの世界において私たち一人一人が尊い存在であるということを大切にしています。

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