8月13日から15日の間はお盆期間となります。
昨日は大雨の中、檀家さん達がご先祖様をお迎えにお寺に来られました。お寺で経木にご先祖の戒名を書き、お迎えに来て頂いていてそれぞれのお宅でお盆の期間中はお祀りしていただきます。戻られたご先祖様は懐かしい我が家でゆっくりと過ごされている事と思います。
大切な方が先立たれた時には随分悲しい別れがあったことでしょう。未だその悲しみの中で過ごされている方も少なくないかもしれません。
浄土宗の「倶会一処」という教義では、亡くなる事はは寂しく悲しいお別れですがまたいつかお浄土でお会いできますよ。亡くなった方は先に往生している御先祖様たちと、同じ浄土で往生されています。私達もいつの日か現世を終え、極楽浄土へと生まれ変わって懐かしい方と再会出来ますよ。と説いています。
いつの日か極楽浄土で笑顔で再会出来るよう日々の供養を心掛け、お盆の時期には戻ってこられたご先祖様を想い、精一杯のおもてなしをしたいものです。
またお盆には生前の強欲や嫉妬などの行いの報いとして、飲食(いんしょく)のままならない、常に餓えに苦しむ世界に堕(お)ちた衆生に飲食(おんじき)を施して救い、その功徳(くどく)を先祖供養のために振り向ける法要、盆施餓鬼を勤めます。ご先祖を供養し私たち自身も功徳を積むことができます。
正縁寺では8月17日午後2時より盆施餓鬼会を勤めます。
緊急事態宣言下ではありますがご先祖様への精一杯の供養としたいと思っております。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　合掌