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語り継ぐべき事

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2021.09.27

正縁寺秋彼岸会

秋彼岸会を無事に勤め少しほっとしています。
秋は良い季節ですが台風や長雨も多く行事の際にはお天気が特に気になります。今年はお天気に恵まれ、まるで夏に逆戻りしたかの様な暑さのなかの法要でした。
お彼岸の頃には毎年カラスの被害が始まります。お墓に入れたばかりの花を抜いてぐちゃぐちゃにされたり、お供えした物は目を離した隙に取られてしまいます。
今年はカラスに加えてネコの害がひどく毎日ネコの糞尿に頭を悩ませあれやこれやと対策をこうじています。
秋になると影が長くなりますね。孫と一緒に影で遊ぶ事があります。色々な形を手で作ってみたり、影踏みをしたり。
「ちーちゃんのかげおくり」というお話をご存知ですか?
戦争のおはなしですね。身体の弱いお父さんは兵隊として出征し、残されたお母さん、お兄ちゃんとは空襲で逸れてしまい、生き残った小さな女の子は家のあった場所に戻り数日後一人息を引き取るというあらすじで実話ではなくフィクションですが、現実に、ちいちゃんのように、誰にも気付かれずに亡くなった人がたくさんいたことは間違いありません。 そして、そのひとりひとりに家族があり、幼い者は幼いなりに、記憶や人生がありました。 戦争さえなければ続くはずだった未来が、その人の命とともに消え去ったのです。今では考えられないような現実が76年前の日本のいたる場所であったのです。
私達が子供の頃は終戦記念日の頃には必ず戦争についてのお話を聞きました。小さな子供達は「戦争て何」と聞きます。私たちも戦争を体験したのではなく親の口から教えられました。親の世代が亡くなりつつある今、この綺麗な空から爆弾が落とされる日が二度と来ないように私たちが戦争の悲惨さを子供達に伝えておかなくてはならないと現代の世界情勢を見る中で強く感じています。
「ちーちゃんのかげおくり」の主人公のちーちゃんが綺麗なお花畑でお父さん、お母さん、お兄ちゃんに再会出来たのが少しの救いとなりました。極楽浄土で家族仲良く「影送り」しているんでしょうね。お話のなかでは現世で離れ離れになっても極楽浄土では必ず再会出来る事も教えてくれています。

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