お釈迦様は「全てのものは過ぎ去る。怠ることなく道を求めよ」と遺言されました。
数日間隔の寒暖差に身体の調子が思わしくなく、コロナウイルスの脅威に晒され続ける中どうも何もする気が起こらないという方も増えている様です。コロナ禍の現在、私たちは自身が想像している寿命に関わらず明日死ぬかも知れないという不安さえ抱えています。あんな死に方は嫌と思う亡くなり方をすることもないとは言えません。
「日々是好日」と言う言葉をご存知ですか？悪い日も良い日も他と比べることのできないかけがえのない「愛おしい日」というニュアンスの言葉と解釈するのがわかりやすい様です。
数年前「日々是好日」という映画によくわからないまま引き込まれていきました。今思うに物語の中に日々の愛おしさを感じたのかもしれません。
「今日死んでも後悔しない。」そんな風に思える様に一日一日をかけがえのない日として大切に過ごしていく事を心がけるのはお釈迦様のご遺言の実践のひとつとなる様に思います。
気持ちが沈みがちな毎日ですが植物は春の訪れが近いことを教えています。花の蕾や見事に開花した花の姿を愛でることを幸せと感じたら今日は好き日です。