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春彼岸

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2021.02.19

正縁寺境内では木々の花が咲き始め、動き始めた虫たちの姿に春を感じる陽気となってきました。
春分の日を中心とした前後三日の七日間を春のお彼岸といいます。
彼岸とは「彼の岸」と書き、私たちの住んでいる「此岸」に対してあらゆる苦しみのない遥か西の彼方にある極楽浄土を指しています。太陽が真西に沈む春分の日、秋分の日は極楽往生の願いを確かなものにする修行に最も適した日との考えが古く平安時代に中国から入ってきました。それにともないお浄土のご先祖を供養する行事になったとも考えられています。
お彼岸の日にはお浄土にいらっしゃる阿弥陀様やご先祖様を想い、お墓参りやお寺参りをし、いつの日か自身に訪れる「往生」の為にもお念仏を唱えてください。
正縁寺では3月19日に「春彼岸会法要」を勤めます。
コロナウイルスの感染拡大の現状ではありますが万全の対策をした上でこの様な世相の時こそご先祖様の回向、ご自身の極楽往生、全ての人の為、ともにお念仏を唱えたいと思っております。

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