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「白蓮」

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2021.03.08

木蓮の花が咲きました。
「木蓮」とは花が蓮に似ていることからつけられた名前との事です。白い花を咲かせる木蓮を「白木蓮」と表します。木蓮は花の色によって花言葉が違い「白木蓮」の花言葉は「崇敬」「慈悲」等があります。
蓮の花は仏教と関りが深く、仏や慈悲の象徴とされています。蓮に似た花を咲かせるモクレンは「天国に咲く蓮の花」と呼ばれ、中国では寺院や宮殿などにモクレンを植える風習があるそうです。
モクレンの花が蓮に似ていること、また蓮が仏教と深い繋がりがあることからこの様な花言葉がつけられています。
仏教と蓮は何故深い関わりがあるかご存知ですか?
極楽浄土には蓮の花が咲いていると信じられています。
正縁寺本堂の阿弥陀様や永代供養墓のお釈迦様も仏様は皆、蓮の台「蓮台」に乗って居られます。
蓮は泥の中にあってもそこから長い茎を伸ばしまるで汚れを知らないかの様に美しい花を咲かせます。その姿が人間が煩悩の中にあっても惑わされることなく迷いの中から悟りを開くことに喩えられています。
「西方極楽浄土」について説かれた『仏説阿弥陀経』の中で「青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光」と説かれています。
これは極楽浄土に咲く荘厳なる蓮の花のありさまを語っていて、そこに咲く青い花には青い光が射し青く輝き、黄色の花には黄色の光、赤い花には赤の光、白い花には白の光が射し、それぞれが光り輝いて、どれもすばらしく、その香りは気高く清浄であると説かれてます。
春彼岸も近づいて参りました。木蓮の花が咲いているのを見かけたらただ美しいと思うだけでなく、仏様や「極楽浄土」にいらっしゃるご先祖様に想いを馳せ、やがて「極楽浄土」へと向かう我が身の為にもお念仏をお唱えください。

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